【徹底解説】ブロックチェーンとは何か|ビットコインに学ぶブロックチェーン概要

今回のテーマは「ブロックチェーン技術の概要」についてです。
Bitcoin(ビットコイン)やEthereum(イーサリアム)など、暗号通貨を語る上で外すことのできないキーワード:ブロックチェーン。
ブロックチェーンは 構成する技術要素と併せて「インターネット(Web)以来の技術革新」だ、と言われるほどの注目を集めています。
この記事を見て頂いているあなたも、
- ブロックチェーン技術がわかるエンジニアになりたい
- ブロックチェーンには起業家として興味がある
- X-Techの取組みの一つとしてブロックチェーンを活用したい
といった想いをお持ちの方のひとりでしょうか。
そこで今回は これからブロックチェーンへの理解を深めて行きたい方に向けて、ブロックチェーン技術の基本的な部分について、わかりやすく解説していきたいと思います。
似たような想いをお持ちの方、ブロックチェーン技術に興味のある方は ぜひご覧ください。
- ブロックチェーンとは?その定義と3つの特徴を知る
- 最も有名な仮想通貨:Bitcoin技術の概要がわかる
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ブロックチェーン技術の基本
そもそも、今回のテーマであるブロックチェーンとはどんな技術なのでしょうか。
ブロックチェーンとは?をシンプルにご説明すると
と表現することができます。
Google先生の検索にヒットするいろいろなサイトでは、ブロックチェーンを「分散型台帳技術(※Distributed Ledger Technologyの直訳)」と表現しているサイトが多いようです。
「台帳」という言葉に聞き馴染みがないからか、この表現が一般の方に伝わっていない理由かも知れませんね。
冒頭でお伝えした通り、WEBやソーシャルネットワークサービス(SNS)のように大きな可能性を秘めている技術ではありますが、2020年現在、実際にブロックチェーン技術を理解できるエンジニア・企業家が少ないのが実情です。
日本国内では2018年の仮想通貨バブルと流出事件の影響があり、一般的にあまり良い印象は持たれていないかもしれません。しかし仮想通貨に関わる不祥事の多くが、実は取引業者を含むヒューマンエラーの問題であり、ブロックチェーン技術の欠点をついたものではありませんでした。
ブロックチェーンとビットコイン
ブロックチェーン技術をご紹介する上で、最も有名な仮想通貨・暗号通貨であるBitcoin(ビットコイン)についても おさらいしておきましょう。
Bitcoin(ビットコイン)とは、Satoshi Nakamoto(中本哲史:ナカモト・サトシ)という人物によって発表された、『Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System(ビットコイン:Peer-to-Peer電子キャッシュ システム)』という論文を元に発明された「暗号通貨・仮想通貨」です。
この論文の考え方は 「暗号通貨技術の中核となる概念」と言っても過言ではなく、ブロックチェーンを構成する技術的な要素についても詳しく言及されています。(Bitcoin.orgにより日本語訳論文も提供されているので、興味のある方はどうぞ)
「ブロックチェーン=ビットコイン」はウソ!?
中には「ブロックチェーン=ビットコイン」と認識されてる方もいらっしゃいますが、実はBitcoin(ビットコイン)を始めとする暗号通貨はブロックチェーン技術の応用パターンの一つに過ぎません。
概念的な伝え方にはなりますが、コンピュータの仕組みで例えると
- OSが「ブロックチェーン技術」
- アプリケーションが「Bitcoin」
という関係性をイメージするとご理解いただけるでしょうか。
Satoshi Nakamoto(サトシ・ナカモト)って誰?
いわばWorld Wide Web技術におけるティム・バーナーズ=リー氏に相当する人物ともいえる「Satoshi Nakamoto」氏ですが、そもそも彼が本当に実在するのかどうかもわかっていません。
名前の響きから考えると日本人?または日系人かと推測されがちですが、そもそも実名か偽名か、個人か組織か?といった点も含め、全くの正体不明であるのというのが実情です。
先にご紹介した最初の論文発表から10年以上が経過した 2020年になっても正体は明かされていません。
また、最近になってもWinnyの開発者がサトシ・ナカモトだったのではないか?といった噂が流れるなど、いまだに人々の注目を集め続けています。(実はWinnyもブロックチェーンもP2Pという技術を利用している、という点に共通項があります。)
まとめ
今回はBitcoinから読み解く”ブロックチェーン技術”と言うテーマで、基本的な技術についてお伝えしました。
2017年の仮想通貨バブルがから数年が経ち、いわゆる投機的な見方をする方の多くは撤退を余儀なくされたことかと思います。
ブロックチェーン技術の次のステップは、技術の本質を理解したコンサルタントやエンジニアが「“技術の革新性”と”顧客目線での価値提供”」の橋渡しをできるか否か?にかかっているのかも知れません。
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