個人経営のお店でもOK!セルフオーダーで感染症対策 Vol.1|導入事例とメリット
突然ですが、今回からは “飲食業応援!企画” として、「飲食業 x IT」を繋ぐ情報をご紹介したいと思います。
みなさまは “お客様からの注文”をどの様に受けていらっしゃるでしょうか。
もしかすると、昔ながらの紙とペン・バインダーと言うクラシックスタイルのお店も?
今回のテーマはお客様のスマホからメニュー・注文まで完了できる「セルフオーダー / モバイルオーダー」についてです。少しボリュームが多くなりましたので、
の2回に分けて解説していこうと思います。
Vol.1 にあたる今回は、セルフオーダー / モバイルオーダーの概要・入門編。
- セルフオーダー / モバイルオーダーってなに?
- 個人経営のお店だけど、人手不足で困っている・・・
- 接触を避けつつ、営業できるアイディアはないかな?
と言う疑問・不安にお答えしていきます。
似たような悩みをお持ちの方、興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
- セルフオーダーってなに?事例からイメージを掴む
- 始めることで何がうれしい?(メリット)がわかる
- 「でも、お高いんでしょう?」よくある疑問とは
セルフオーダー / モバイルオーダーとは
セルフオーダー / モバイルオーダーとは、「お客様が自分のスマホからメニューを注文することで、接触を最小限に抑えつつ食事やサービスを提供できる仕組み」のことを言います。
有名どころではファストフードチェーンのマクドナルド、コーヒーチェーンとして有名なスターバックスなどがセルフオーダーを始めた、としてニュースにもなりました。
■席で注文して商品が届く。マクドナルドの「モバイルオーダー」 ※外部リンク
セルフオーダーを始めるメリット
セルフオーダーを始めることで「なにがうれしいのか?」つまり、セルフオーダーのメリットについて考えてみましょう。
ここで挙げるのはあくまでも一例ですが、
- 接触を最小限にしつつ営業できる
- レジ業務が不要になる
- 人手不足をカバーできる
などがあります。さっそくみていきましょう。
お客様との接触を最小限に!
まず、セルフオーダーを始めるメリットのひとつに「接触を最小限にすることで感染症対策になる」と言うものが挙げられます。
店舗での感染症対策のひとつとして、キャッシュレスが急速に普及しているのは、すでにみなさまもご存知の通りです。
キャッシュレスの導入に加えて「お客様のスマホからメニューを選んでもらい、支払いまで完了できる」と言う特徴をもつセルフオーダーシステムを始めることで、お店としての感染症対策を強化していることをアピールできます。
レジ業務が不要!
また、セルフオーダーからの注文では「レジ打ちの業務が不要」となる点もメリットのひとつと言えるでしょう。
お客さま自身のスマホから「商品の選択⇒決済」までを完了してもらうことで、食後にレジでの精算は不要となるからです。
これによって、調理中・接客中などの理由でお客さまをお待たせしてしまう、といったケースを減らすことができます。
また、セルフオーダーでの決済した情報は自動でPOSシステムと連携されるため、レジの打ち間違いなどのミスを減らすことにもつながります。
人手不足をカバー!
上でご紹介した「接触が最小限になる」と言うメリットは、言い換えると人手不足をカバーする方法としても使えます。
セルフオーダーで注文を受け付ければ、電話でテイクアウトのオーダーを聞いたり、呼び出しのベルが鳴って注文を取りに行かなくても大丈夫。
個人経営や少人数で切り盛りするお店はもちろん、ランチタイム・ディナータイムで忙しい時でもお客様を待たせたり、タイミングが合わず注文を逃したり、といったことはありません。
季節ごとのメニューも自動反映!
セルフオーダーでの注文では「QRコードからおしながき(メニュー)が表示されたWEBサイトにアクセスし、そこから商品を選んで購入するだけ」です。
もしも新しいメニューを始めたときは、管理画面からシステムに登録するだけです。
紙やラミネートのメニューでは、新しいメニューを更新するたびに「印刷」⇒「ラミネート加工」の手間がかかっていたかも知れませんが、セルフオーダーを導入すると季節ごとのメニューも自動で反映させることができます。
セルフオーダーの不安・・・
セルフオーダーを始めることのメリットをイメージ頂けたでしょうか。
とはいうものの、ここまで読み進めて頂いた方の中には
- アプリやシステムのお金が心配・・・
- 席の数だけタブレットが必要?
- セルフオーダーのデメリットはないの?
と言う不安・疑問を感じた方もいらっしゃると思います。
ここからは不安・疑問にひとつずつお答えしていきます。それではさっそくみていきましょう。
アプリやシステムにかかるお金は?
まず最初に、アプリやシステムを導入するのに必要な料金についてです。
やはりこれは提供しているシステム会社さんによって差があるのですが、まずはトライアル(試用)を兼ねて初期費用を抑えて始める方法がオススメです。
たとえばデジタル決済サービスの Square では、無料のプランが提供されており、コストを抑えた形でセルフオーダーを始めることができます。
■クレジットカード決済・タブレットPOSレジならSquare (スクエア) ※外部リンク
全席にタブレットの設置が必要?
セルフオーダーと聞くと、某居酒屋チェーンなどで、席ごとに配置されたタブレットで注文を受付けているのをイメージされる方も多いと思います。
とはいえ、「全席でタブレットを設置!」と言うのは、
- タブレット本体の料金
- 通信環境(Wi-fi?キャリアと契約?)
といったコスト面・システム面の課題をクリアにしておく必要があり、個人で経営されている飲食店の方にとっては「非 現実的」ですよね。
そこでオススメしたいのが、「QRコードを発行し、お客様は自身のスマートフォンからアクセスする」という仕組みです。
さきほどご紹介した Square であれば、
- 注文(おしながき)ページの作成
- QRコードの発行
と言った機能も「無料」で始めることができ、必要なコストは決済ごとに自動で計算される “3.6%の手数料のみ” です。
セルフオーダーの注意点
このとおり、便利・万能にも思える(?)セルフオーダーですが、
- 接触が減る分、コミュニケーションも減ってしまう。
- ガラケーやスマホが苦手なユーザ層からは反感を買ってしまう
というマイナスの効果も考えられる点には注意が必要です。
比較的相性の良い業態として、オリジナルコーヒーを提供しているカフェや、イートインでハンバーガー・軽食を提供するお店など、・・・つまり「ご来店される方がスマホに抵抗がない層」であれば、セルフオーダーのメリットを大いに享受いただけると思います。
まとめ
今回は、セルフオーダー/ モバイルオーダーのメリット・デメリット、大手チェーンでの活用事例についてご紹介しました。
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今回の内容が「参考になった、興味をもてた」と言う方は、ぜひ他の関連記事からも興味のある情報(ビジネスの”タネ”)を探してみてください。
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