「問題解決のアプローチ」をマスターして、理想に近づく考え方を手に入れよう
今回のテーマは「問題解決のアプローチ」についてです。
突然ですが、社会人5年ほどの若手の方であれば、
- ビジネスパーソン(社会人)の必須スキルって?
- 「主体的に仕事する」って具体的に何したらいいの?
- 仕事がなかなか上手くいかない
といった不安や疑問が芽生えることはありませんか?・・・こういう悩みがあると「月曜日が苦痛だ・・・」と感じてしまいますよね。
今回はこういった不安や伸び悩みを打破する方法として “問題解決アプローチ” について解説します。
実はこの「問題解決」にかかわるスキルは、ここ数年の「企業が求める人材・スキル」にもランクインしている普遍的なスキルでもあります。
似たような悩みをお持ちの方は、ぜひ今回の記事を 「殻を破るキッカケ」にして頂ければ嬉しく思います。
- 優秀な人が持つ、問題解決の考え方とは?その概要を理解する
- 問題解決アプローチの大枠を掴む
- 上手に問題解決するための考え方とは?
問題解決とは:理想と現状のギャップを埋めるアプローチ
これをシンプルにお伝えするなら
「”理想”と”現状”の間にある”ギャップ”に対し、最適な”打ち手を選択”することで現状を理想に近づけていくアプローチ」
という言葉で表現できます。
とはいうものの、実際に新社会人向け研修プログラムの中で「問題解決アプローチの習得について体系的なトレーニング」を提供しているケースはあまり多くないのが現状です。
まずは「問題解決アプローチ」の考え方を身につけることのメリットから考えていきましょう。
問題解決アプローチを通して「思考の総合力」が鍛えられる
記事の冒頭でお伝えした通り、「”現状”を”あるべき姿”に近づける」アプローチとも言える問題解決アプローチですが、実は非常に汎用性が高く、様々な課題に対応できるようになります。
たとえば個人レベルの目標ー。
「ダイエットしたい」「資格をとりたい」といったケースはもちろんですが、仕事を進める中で直面しがちな「トラブルへの対応」や「高い目標を達成」することなど、応用できる範囲は多岐にわたります。
問題解決アプローチを経験することで、結果的に「思考の総合力」が鍛えられ、ビジネスパーソンとしての能力を底上げすることにも繋がります。
問題解決アプローチの具体例
上の図は、ダイエットを例にした問題解決の考え方を一枚でまとめたものです。(画像クリックで拡大)
実際に問題解決を行うアプローチとして、次のようなプロセスを経ることになります。
- 正しい「現状の把握」
- あるべき姿(理想像)の定義
- 現状と理想の「ギャップ分析」
- 数ある打ち手から「最適な打ち手」を選択
- 実際に「行動する」
- 適応しながら「理想の状態に近づける」
「各プロセスで具体的にどのようなアクションが必要か?」というトピックについては、また別の記事で詳しくお伝えできればと思っています。
「問題解決」と「ロジカルシンキング」
ご紹介した問題解決のアプローチは、論理的思考(=ロジカルシンキング)の考え方のひとつです。
「思考・情報を”整理し構成する”技術」であるロジカルシンキングを併せて身につけておくことは、問題解決アプローチの精度を上げるためにも大いに役立ちます。
Seeds4Bizではロジカルシンキングについて【徹底解説】シリーズと題して詳しく解説しています。似たような悩みをお持ちの方は参考にしてみてください。
■【関連記事】ロジカルシンキング(論理的思考)とは?|考えを整理し構成する技術
まとめ
今回は、問題解決アプローチの基本的な考え方についてご紹介しました。
初めて聞く方にとっては、あまり馴染みのない考え方のように感じられたかもしれませんね。
そんな方は「ニュースを観たとき」「電車の中吊り広告をみたとき」「ふと疑問が頭に浮かんだとき」など、何が問題か?どんな打ち手があるか?を考えてみることをオススメします。
日々の小さな行動が、あなたの「問題解決のスキル」を磨き上げる”きっかけ”になれば嬉しく思います。
今回の記事が参考になったという方は、ぜひ他の関連記事も参考にしてください。
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