DX担当者必見?|日常業務に潜む「ムリ・ムダ・ムラ」を見つけ出す視点とは

大手企業のみならず、中小企業・小規模事業においてもDXというキーワードが注目を集めています。

もしかすると、あなたの会社でも「DX部」なる新しい部署が組織されているしょうか?

 

とはいうものの、中小企業のリアルにフォーカスしてみると、現場レベルの課題として

  • DXを見越した業務改善って何から始めるべき?

という壁に直面しているケースも少なくありません。

 

そこで今回は、中小企業のDX担当者の方・改善チームの方に役立てて頂けるような「日常業務に潜む非効率を見つけ出す視点」についてご紹介したいと思います。

 

似たような悩みをお持ちの方は ぜひ 参考にしてみてください。

  • 普段の仕事からムリ・ムダ・ムラを見つけ出せるようになる
  • 経営/管理者 の主導ではなく現場から改善案を出せる



「日常業務に潜む非効率」を見つけ出す視点

さて、そもそも非効率な業務とは、「スーツパリパリでツーブロックのコンサルタントが”あっと驚く秘密の方法”であぶりだしてくれるもの」なのでしょうか?

 

・・・私はそうは思いません。

事実、プロのコンサルタントでさえ、お仕事の実態(=現場レベルで何をしているか?)を把握せずに、最良のソリューションを提案するのは不可能に近いと思います。

「非効率な業務」は、普段の仕事では気づけないような、日々のルーティン業務に隠れているからです。

  • 紙ベースの情報管理
  • 独立したデータ・システム・デバイス
  • 現場への移動

といった「非効率を見つけ出す視点」を理解いただくと、DXに向けた営みを加速させることができます。

さっそくみていきましょう。

 

【関連記事】「業務フロー」で仕事を可視化すべき理由?見えてくるメリットとは

 

紙ベースの情報管理

まず最初の “非効率” として考えたいのが「紙ベースの情報管理」についてです。

紙ベースの情報管理が”非効率”な理由として

  • 検索のハードル高い
  • 検証できない
  • 二度手間で無駄なコスト
  • 印刷/配布/保管/廃棄などの手間がかかる

といったものが挙げられます。

 

たとえばサービス業の方であれば、満足度調査・アンケート結果を「紙+バインダー」で対応していたりしませんか?

この方法だと、アンケートを記入いただく前準備として 事前に印刷してバインダーにセットしておく必要がありますし、記入いただいたものは”個人情報”を含むので厳重に保管する、という時間的なコストがかかります。

 

また、受発注業務をFAXでやりとりしている場合にも似たような問題が起こります。

紙で届いた情報を、さらに発注システムや会計システムへ転記する、という二度手間の作業が発生してしまうからです。このような作業は「インターネットFAX」や「RPA」を活用することで、作業量そのものを削減できるでしょう。

 

【関連記事】FAX廃止の段階的な進め方|代替手段や現場の混乱を抑えて進める方法を解説

■【関連記事】RPAとは何か?|単純作業の自動化に最適な ソフトウェアロボット

 

独立したデータ・システム・デバイス

次に「データやシステム、デバイスが独立して利用されている」状況について考えてみます。

身の回りを見回してみると、

  • データを閲覧できるパソコンが1台しかない
  • 紙をエクセルに書き換えただけ
  • 業務スマホが配られたけど、社内システムを利用できない

といった状況は見当たりませんか?

“誰の目に触れることもない営業資料” に全く価値がないのと同じように、”仕事で使う情報”は「一緒にはたらく人がカンタンに参照できる状態」にしておくことで初めて価値が生まれます。

リモートワークが「当たり前」になりつつある今だからこそデータ・システムを独立した状態ではなく、情報共有する仕組みに置き換える時期なのかも知れません。

 

【関連記事】資料共有とナレッジマネジメント|強い営業チームは0から資料を作らない?

 

多すぎる現場への移動

最後に「多すぎる現場への移動」という非効率を考えます。

製造業や機器メンテナンス業などの「現場での作業・対応」が発生する職場では、作業者が行き詰まった時にサポートする仕組みが必要となります。

こういった場合は熟練者(サポートする側)の方が個々の現場に移動し、作業の手順を指導したり、作業を変わったり、またはマニュアルを提供したりすることで若手作業者を支援するのが一般的でした。

しかし、この方法では「時間・金銭的コストが膨らむ」「初動で遅れが発生してしまう」といった非効率性が生まれているのも事実です。

 

こういった課題は、ウェラブルデバイス(xRグラス)を活用することで解決できます。

 

【関連記事】Googleのウェアラブルデバイス”Glass Enterprise Edition2″とは?

 

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