個人経営のお店でもOK!セルフオーダーで感染症対策 Vol.2|仕組みと始め方

今日のテーマは前回に引き続き「セルフオーダー / モバイルオーダー」についてです。

 

Vol.2にあたる今回は「仕組み・始め方」をくわしく解説します。具体的には

  • セルフオーダーの仕組み・必要なものって何?
  • 初期費用いらずでセルフオーダーを始める方法はないの?
  • 始める上での具体的な手順を知りたい!

と言う疑問・不安にお答えしていきます。

セルフオーダーの導入を具体的に検討している、という飲食店経営者の方は、ぜひ参考にしてください。

※前回記事はこちら

  • セルフオーダーの仕組み・構成を理解できる
  • 初期費用不要でセルフオーダーを始める手順を知る。

セルフオーダー「利用の流れ」と「準備すべきこと」

お客様視点でのセルフオーダーを利用する流れ

まずは、「お客様がどの様な流れで利用するのか?」(=セルフオーダーの仕組み)をおさらいしておきましょう。(画像クリックで拡大できます。)

 

お客様があなたのお店に「来店」し、空いている席まで誘導されます。席に着くとご自身のスマホで「QRコードを読み込み」むと、「おしながき(メニュー)のWEBページにアクセス」して頂きます。

ご自身のスマホからなのでノンビリ選んで頂けますし、メニュー表を回収したり、退店後に消毒する必要もありません。

 

商品を選んだお客様は「注文を送信」することで、そのまま「支払いを完了」することができます。「食事を楽しんだ」後は、レジの順番を待つことなくそのまま「退店」して頂ける、という流れになります。

 

福岡出身の筆者も大好きな、有名ラーメン店「一風堂」さんですが、QRコードを活用したセルフオーダーの仕組みを順次導入していっているようです。
博多発祥とんこつラーメンブランド「一風堂」の新店「一風堂 堺インター店」がオーダーの新しい価値をつくるセルフオーダー「QR Order」の導入開始

 

準備しておくべきこと

つまり、お店として準備すべきことをおさらいしておくと、

  • おしながきページの作成
  • 決済機能の実装
  • QRコードを発行(お客様が読み込む用)

の3つが必要になります。

この記事では「Square」というデジタル決済サービスの仕組みを使って実装する方をお伝えします。

Squareの利用には初期費用・月額利用料はかかりません。セルフオーダーでは、支払いが発生した時のみ 3.6% の決済手数料がかかります。

 

【手順】セルフオーダーの始め方 ※初期費用は不要

ここからは、初期費用ナシで始められる決済サービス:Square  を利用してセルフオーダーを始める方法をご紹介していきます。

大まかな流れとしては、次の3つのステップを踏むことになります。

  • Squareアカウントにログイン
  • おしながきのWEBページを作成
  • QRコードを発行する

さっそく詳しい手順を見ていきましょう。

 

Squareアカウントにログイン

まず最初に、Squareのアカウントにログイン(https://squareup.com/dashboard/)します。

Squareの管理画面にログインできたら、次は画面左にある [オンラインビジネス] のリンクをクリックしてみましょう。

この [オンラインビジネス] の画面からメニュー(おしながき一覧)のWEBページを作成することで、自動的にSquareの決済システムと連携してくれます。

※アカウント登録がまだの方は こちらから

 

メニュー一覧のWEBページを作成

Squareオンラインで作成できるメニューページの例Squareのオンラインビジネス機能を使うと、設定ガイドに沿って [提供価格] や [商品説明]、 [カロリー情報]の情報などを入力するだけでメニュー一覧のWEBページを作成できます。

もちろん、商品の魅力を伝えるための [写真] の情報も登録OK!

 

WEB(HTML)や決済システムの知識がなくても、無料で作れるのは嬉しいですよね。

 

 

読み取り用QRコードを発行する

セルフオーダーサービス注文のしくみメニューページが出来上がったら、このページにアクセスするためのQRコードを発行しましょう。

画面左の [設定] の項目をクリックすると、[セルフオーダー]のリンクが表示されます。

あとは画面に表示される設定ガイドにそって、

  • すべての商品をセルフオーダーでも受付けるか?
  • QRコード読込み時・注文送信時に表示させるメッセージ
  • 席の数や座席ラベル(カウンター?テーブル?個室?など)

を指定して完成です。

あとは、カウンターやテーブル席ごとにQRコードを印刷して、お客様から見える場所に設置するだけ!

まとめ

今回は、初期費用を抑えたカタチでの「セルフオーダーの始め方」をお伝えしました。

セルフオーダーの仕組みは、いわゆる感染症対策としてだけでなく、レジ打ちのミス防止やランチタイム・ディナータイムの人手不足をもカバーできる、素晴らしい仕組みだと考えています。

来店されるメインのお客様層が、スマホに抵抗のない 比較的若い世代であれば、ぜひ前向きに検討してみてはいかがでしょうか。

 

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次回はテイクアウトサービス(持ち帰り)についてご紹介したいと思います。

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