「脱Excell管理」の最適解？｜エクセルの情報をスマホアプリ化する方法とは

今回のテーマは「エクセル依存から脱却（脱Excell）するアイディア」についてです。

普段の仕事に目を向けてみると、

顧客リストから報告資料まで、何から何までエクセルで管理している

といった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は「エクセル地獄から脱却することのメリットについて、そしてその具体的な方法」について考えてみたいと思います。

似たような悩みをお持ちの方、興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

意外と気付けない？エクセル管理の問題点を考える
脱 Excell管理を実現する２つのアイディアがわかる

エクセル管理が抱える問題点とは？

そもそも「エクセル管理」にはどのような問題があるのでしょうか。

たしかに文字通り「なんでもできる」のが、エクセルの強みであることは間違いありません。

セルを方眼紙のように作り込んで「神エクセル」と言われるファイルが話題になったり、エクセルだけでゲームを開発できたりと、本来の使い方とはかけ離れている方法も存在しています。

たとえば、身の回りのオフィスに目を向けていただくと

Aさんのパソコンにだけ保管されているファイルがある。
同じような情報を管理しているエクセルが５〜６個ある
どれが最新版のファイルか特定できない

といったエピソードは誰もが一度は経験したことのある話なのではないでしょうか。

「脱Excell管理」を実現のアイディア

そこでこの記事では”脱:Excell”のアイディアとして

クラウド型オフィス製品
ローコード開発環境

の２つをご紹介したいと思います。

エクセルが広く利用されている理由のひとつに「だれでもカンタンに使えるから」というものがあると思いますが、ご紹介する２つのアイディアはどちらも学習コストをかけずに始められる方法です。

ぜひ参考にしてみてください。

クラウド型オフィススイート

まず最初にクラウド型オフィススイート製品に切り替える方法です。

Google Workspace（グーグルワークスペース）やMicrosoft365など、クラウドで提供されるオフィススイート（Office Suite）製品では、エクセルファイルを「個人のパソコン」ではなく、「クラウド上」に保存します。

クラウド上に保存することにより、ファイルの作成者以外でも必要な時にアクセスできる仕組みが出来上がります。

厳密には「脱Excell」とは言えないかもしれませんが、冒頭でご紹介した「エクセル管理の問題点：独立した状態のデータ管理」という問題を解決できます。

オフィススイート製品は数百円/月程度のサブスクリプションモデルで提供されていることが多く「安い・早い」というメリットもあります。

ローコードアプリ開発（LCDP/NCDP）

以前の記事でもご紹介しましたが、ローコードアプリ開発も脱 Excell管理を実現するための選択肢となります。

ローコード開発環境では、マウス操作のみ（つまりプログラミング、コーディング不要）でアプリ・ソフト作成を行うことができます。

この特徴から、プログラミングが必要なアプリ開発と比較しても「現場が主導するDX」と高い親和性がある点が特徴です。

Google Workspaceユーザーなら「Appsheet」がオススメ

Google Workspace（グーグルワークスペース）のローコード開発環境でもある『Appsheet』をご存知でしょうか？Appsheetの概要について書かれた公式のヘルプページには

AppSheet は、コーディングの経験がなくても誰でもモバイルアプリケーションおよびウェブアプリケーションを構築できる、コード不要の開発プラットフォームです。
AppSheet のアプリは、Google スプレッドシート、Excel、Cloud SQL、Salesforce、その他の類似コネクタのデータソースから構築できます。
AppSheet の概要

とあります。Appsheetも他のLCDPツールと同じように、