Google Workspaceでできること Vol.5 マウス操作だけで問合せフォームを作ろう
Google Workspace(グーグルワークスペース) の機能について深堀り解説していく「Google Workspaceでできること」シリーズ。
第5回目にあたる今回は「Googleフォーム(フォーム作成ツール)」についてです。
- Googleフォーム独自の活用メリット
- 具体的なユースケース・活用事例
についてご紹介していきます。
Google Workspace活用に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
※「Google Workspaceでできること」シリーズのバックナンバーはこちら
- Gmail(ビジネス用メール)
- Googleカレンダー(共有スケジューラ)
- Googleドライブ(ファイル共有 / クラウドストレージ)
- GoogleMeet(WEB会議)
- Appsheet(ローコードアプリ制作)
- Googleフォーム(フォーム作成ツール)
- Google Apps Script(拡張機能の開発
【無料ダウンロード】Google Workspace活用ガイド
- Google フォームの機能を知る
- Googleフォームの特徴を上手に活かした事例のご紹介
Googleフォーム:オンライン フォーム作成ツール
Googleフォームは、Google Workspaceで提供されているサービスのひとつです。
問合せフォームやアンケート画面、はたまたその結果の集計・分析をカンタンに行うことができるオンライン フォーム作成ツールです。
やはり一番の特徴は「特にITの専門知識がなくても、マウス操作で簡単にフォームを作成できる」という点でしょう。
Googleフォーム、4つの活用メリット
他のフォーム作成サービスと比較すると、Googleフォームには次のようなメリットが挙げられます。
- IT知識不要でカンタンに作成・公開できる
- PC・スマホ・タブレットに対応したレイアウト
- 回答をリアルタイムで集計・分析できる
- 無料で利用できる
と言ったものがあります。
ちなみにですが、特にコンサルティング先で喜ばれたのは「リアルタイムで集計・分析ができる」という点でした。
とある男性向けのサロンでは「ご利用後の満足度アンケート」を Googleフォームで作成し、お客様の
- 「年齢」
- 「性別」
- 「ご利用されたコース」
などのターゲットセグメントの傾向を「リアルタイム集計・機能」を通して掴んでいただけたようです。
その情報をもとに、マーケティング・広告戦略に役立てて頂けたとのことでした。
こんなときは・・・
このように、無料で使えてカンタン!便利!なGoogleフォームではありますが、
- 大量のデータを受け付ける予定がある
- 入力してくれた人に自動でサンクスメールを送りたい
- 営業時間を過ぎたら自動で受付を停止する仕組みが欲しい
といったケースには標準機能では対応できない、というデメリットもあります。
どうしてもGoogleフォームで実現したい場合は、別途開発を行ったり、アドオン機能(機能追加)を行うなどで対応いただく形になります。
Googleフォームの具体的な活用シーン3選
では、具体的にGoogleフォームはどのようなシーンで活用されているのでしょうか。今回は3つの事例をご紹介したいと思います。
- コーポレートサイトの問合せフォーム
- 施術前のカウンセリング
- オンライン交通費申請
さっそく見ていきましょう。
コーポレートサイトなどの問合せフォーム
実際にGoogleフォームは、多くのコーポレートサイトの問合せフォームでも利用されています。
しかし、特に真価を発揮するのは、期間限定で開催される「イベント」「キャンペーン」などの特設サイト上の問合せフォームかもしれません。
こういったサイトでは、「問合せが殺到してアクセス数が読めない!」ケースも多いと思いますが、想定を超える問合せが入るとサーバーがパンクして受付が止まってしまうことになります。
一般的なフォームサービスでは、こういった「想定以上のアクセス」を事前に検討して、サーバーのスペックを設計するのですが、Googleフォームでは自動で負荷分散を行なってくれます。
利用者である私たちは、こういったITの専門知識を気にすることなく、フォームサービスを利用することができるわけです。
施術前のカウンセリング・満足度調査アンケート
身近なところで、サロンや美容室、歯医者さんなどでもGoogleフォームは利用されています。
具体的には「バインダー+紙の問診票」が「iPad + Googleフォーム」に代わるイメージですね。
「紙の問診票」を「フォーム」に置き換えることによって
- 紙からシステムへの「情報の転記ミスを」防げる
- 同時に手間が減る
- LINE for Businessと組合せてファンになってもらえる可能性UP
といったメリットを見込むことができます。
あなたのお店のファンになってもらう方法として、LINE for Businessとの組み合わせもオススメです。
■【関連記事】LINE公式アカウント(LINE for Business)で、あなたのお店のファンを増やそう
実はここ最近、日本国内の教育機関でもGoogle Workspaceの導入が加速しており、大学や高校などの学校はもちろん、民間の予備校や学習塾でも利用されている実績があります。
そういった経緯もあり、オンライン授業・セミナーの後のアンケートにGoogleフォームが活用されていたりします。
オンライン交通費申請でも応用できるけど…
少し特殊な使い方として、オンラインでの交通費申請にGoogleフォームを利用するケースについてもご紹介しておきます。
Googleフォームに入力した(申請した)内容が自動でスプレッドシート(エクセル)に出力されるため、特に「交通費の申請はエクセルでやってるよ」という企業さんとは相性の良い使い方なのかもしれません。
とはいうものの、やはりGoogleフォームはあくまでも「フォーム作成ツール」のため、交通費精算や経費精算は マネーフォワード クラウド経費など、その用途に特化したサービスと組み合わせる方法がオススメです。
■【関連記事】経費精算の時間すらもったいない!? 忙しすぎる営業パーソンを救いたい
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